家づくり福岡･方位学（家相学）と家事楽動線のジレンマ

方位学（家相学）を中心にした
住宅設計の機会をいただいています。

現在、取り組んでいる過程で、
合理的な事動線を追求すると、

方位学では『吉』
とされない場合が多く、
あらためて難しさを実感しています。

どのような内容を網羅するのか？
方位学設計のポイントを
箇条書きでまとめてみました。

方位学におけるポイント

〇玄関、コンロ、バスタブ、便座は、
鬼門（北東）や裏鬼門（南西）を
避けなければなりません。

〇乾（北西）、子（北）、巽（南東）も
凶の方位として扱われる。

〇生まれ年の十二支から決まる
配置があり、吉凶に関与する。

〇建物中央に階段、中庭、浴室、トイレを
設置することは避ける。

〇浴室やトイレには窓を設ける。

〇アイランドキッチンは、
凶である建物の中心部分に
なりやすい為、注意が必要。

〇亡くなった人は北枕なので、
良い印象がありませんが、

身分の高い人は、歴史的に、
北枕で寝る習慣がありました。

北枕は安定を象徴し、
東枕も吉とされます。

〇学習デスクや書斎デスクは、
北側に配置することで
集中力を高めます。

〇排水管は玄関前を横断させない。

〇排水管は最短ルートで
床下より屋外に出して埋設する。

方位学における家族相

〇家族相という考え方では、
家族内のおける各人の立場、
父、母、長男､長女･･･に応じ、
最適な位置があります。

しかし、家族相における配置より、
他の要素が優先とする為、
最後に検討するのが望ましい。

家族相は最適な位置でなくても、
凶とはならない。

〇家族相は、家族の個室を
配置する際に、十二支の検討後に
考慮すると良い効果がある。

現代的な間取り設計の課題

〇最近では、機能的な家事動線を重視して、
キッチンからランドリー､広いクローク
浴室、洗面所、トイレといった

一連の家事動線スペースを
一体的に配置することが多い。

しかし、方位学的なルールを
すべて守ろうとすると、
このような間取りが難しくなる。

優先順位の決定の重要性

〇方位学と実用性の両立が
不可能な場合の優先順位は
どうするか決める必要があります。

〇家庭それぞれの考え方、
優先性に応じた選択が求められる。

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